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中秋の名月は2019年はいつ?由来とだんごなどお供え物の意味も!

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お月見で有名な中秋の名月、2019年も近づいてきましたね。いつも何となくしつらえているお供え物の由来なども気になりますよね。そこで、2019年の中秋の名月は正確にはいつなのか、またお供え物や風習の由来についても今回調べてみました。

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中秋の名月2019年はいつなのか毎年この日?年度別カレンダーとお月見する由来が意外!

由来と2019年の日付は?

お供え物と一緒に月を眺めて愛でる風習『お月見』は、主に中秋の名月と呼ばれる十五夜の夜に行われます。月の満ち欠けを基準とした旧暦(陰暦)によりますと、毎月15日がほぼ満月になるのです。とりわけ太陽と月の位置関係で、最も月が美しく見えるのが旧暦8月15日である為、この日を十五夜(中秋の名月)と名付け、お月見の風習が定着しました。

十五夜は旧暦を基準とした日にちですから、新暦(陽暦)である現在2019年ではいつかといいますと、2019年の中秋の名月は9月13日(金)となります。中秋の名月の由来については諸説ありますが、確実な由来というのはコレといってはないようです。ですが、中秋の名月の由来には、芋類の収穫祭であるとか稲の豊作を祈願するお祭りであると言われている諸説があります。

そして、昔の人は美しいものを眺めながら宴をする習慣があってので、これも諸説の一つとして挙げられています。満月は綺麗なものですが、この満月が最高に綺麗に映えると言われていたのが、中秋の名月です。

中秋の名月カレンダー

2010年09月22日 (水)
2011年09月12日 (月)
2012年09月30日 (日)
2013年09月19日 (木)
2014年09月08日 (月)
2015年09月27日 (日)
2016年09月15日 (木)
2017年10月04日 (水)
2018年09月24日 (月)
2019年09月13日 (金)
2020年10月01日 (木)
2021年09月21日 (火)
2022年09月10日 (土)
2023年09月29日 (金)
2024年09月17日 (火)
2025年10月06日 (月)
2026年09月25日 (金)
2027年09月15日 (水)

中秋の名月の後に楽しむ十三夜の月(後の月・栗名月)の由来は?

十三夜の月(後の月・栗名月)とは?

先述のように中秋の名月は旧歴の8月15日、十五夜の月として観月する事はよく知られていますが、さらに日本では旧歴9月13日に「十三夜の月」を楽しむ風習もあるのです。旧歴9月13日の「十三夜の月」は「後の月・栗名月」とも呼ばれ、古来より両方見る事が風習としてありました。

どちらか片方だけ見る事を「片見月」として忌み嫌われていて、両方見る事を縁起が良い、とされているようです。観月自体は中国にあったもので、それが伝わったとされていますが「十三夜の月(後の月・栗名月)」の観月風習は、日本だけにある独自風習です。

由来は平安時代?

この「十三夜の月(後の月・栗名月)」を愛でる風習の由来としては、幾つかいわれています。一つは平安時代に時の法皇が、旧歴9月13日の十三夜の月を見て「無双」と愛でるようになった、という説です。もう一つは、その法皇の息子、醍醐天皇の時代に、この時期の月を愛でる観月の宴が開催され、それが風習となり今日まで残っている、という説です。

どちらの説が本当なのかは不明ですが、少なくとも「中秋の名月」と「十三夜の月(後の月・栗名月)」が現代にまで伝わっている、という事実はあります。ちなみに2019年の「十三夜の月(後の月・栗名月)」はいつかといいますと、2019年10月11日(金)になります。

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「中秋の名月」と仲秋の意味は?

「中秋」と「仲秋」の違いは?

実は中秋の名月には「中秋」と「仲秋」という表記がある事をご存知でしょうか。「中秋の名月」というのは、まさにこれまでお話してきた、旧歴8月15日に観月する月を指します。そして「名月」と名付けられるのは「中秋」の方です。それでは「中秋」と「仲秋」は、何が違うのでしょうか。

にんべんの「仲秋」の方は、旧歴の8月を表していて、8月全体を指します。旧歴の秋は7月・8月・9月でしたが、現代の季節感でしたら、まさに盛夏ですよね。さらに、それぞれの月にも秋の呼び名があり、「7月=初秋」「8月=仲秋」「9月=晩秋」となっています。

ですので「仲秋の名月」でも別に良いのでは?と思いますよね。ですがどうして「中秋の名月」でなければいけないのか。その理由は「中秋の名月」の日にちが鍵となります。先述のように中秋の名月はいつかというと旧歴の8月15日、つまり3ヶ月間のど真ん中に当たります。

秋の満月が、まさに旧歴の秋の丁度中心にあるということで「中秋の名月」といわれるのです。このように「中秋」と「仲秋」では使い分けられています。

現在の「仲秋」は10月?

ちなみに、現在の8月には、暑中見舞いや残暑見舞いを出しますよね。そして文言としては「暑中お見舞い申し上げます」「残暑お見舞い申し上げます」が一般的だと思います。8月は仲秋とは言うものの、現代ではこの「仲秋」を使える時期とはなっていません。

新暦、つまり現代の暦における「仲秋」はいつかというと、10月です。2019年の今年は10月に手紙を出す機会があれば、「仲秋の候」と書いておくと、知的・インテリなイメージを醸し出せますよ。

中秋の名月と仏教関連の由来や意味の話

中秋の名月の他の呼び名は?

これまで中秋の名月についての由来や意味をお話ししてきたのですが、仏教に関連する言葉についても、お伝えしておきたいと思います。中秋の名月は、別名を芋の季節にちなんで「芋名月」というのは有名ですよね。その事がお供え物にも反映されています。

そして、その他にも呼び名というのが「仏滅名月」です。これは、旧歴8月15日が六曜の仏滅になる事に由来しています。「それなら、中秋の名月は縁起が悪いの?」と思われるかも知れませんが、仏教においては縁起は善し悪しを言うものではなく、「仏滅」も縁起が悪いとか忌み嫌う言葉や概念ではないのです。

「仏滅」は縁起は悪くない?

仏教においての「仏滅」は「仏の涅槃」、つまり入滅・滅度という意味で「滅度」とは、悟りの世界に渡る、彼岸へ到るという「到彼岸」という意味を表しています。ですから涅槃・滅度とは、輪廻を離れる事で本来は忌み嫌う言葉・概念ではなく、平安の境地へ赴くという意味があります。

「仏が滅する=凶の日」というようにいつの間にか捉えられがちですが、平安の境地へ赴くので、全く逆の意味です。つまり「仏滅」とは、涅槃に入る、入滅して御浄土に往生するという意味ですので、平安の地へ往くという事なら、全くもって忌み嫌う意味ではないのですね。

中秋の名月と十五夜との違いは?

中秋の名月=十五夜=芋名月であり、旧暦十五夜を十五夜と呼ぶので、十五夜と中秋の名月は同じです。他にも、先述のようにこの時期に収穫した里芋をそなえる風習から「芋名月」と呼ぶこともあります。

中秋の名月のお月見とうさぎの関係は?お供え物・風習整理

お月見のお供え物は?

お月見に欠かせない物といえば、月見団子などのお供え物です。中秋の名月(十五夜)のお月見を中心に、一体どのようなお供え物を供えるのでしょうか。

・月見団子
月見団子は、中国の月餅に倣ったものだといわれ、欠けても満ちる生そして不死の象徴である月に見立てたものです。これを食べると、健康と幸福が得られるという考えからです。月見団子の数は、通常の年は12個で閏月のある年は13個の場合と、十五夜には15個で十三夜には13個の場合があります。

・里芋
中国の中秋節と日本の収穫祭とが結びついた十五夜では、収穫への感謝の意味で里芋をお供え物にしていました。収穫されたのがサツマイモならば、それを供えていた場合もあるようです。十三夜の時期には芋類ではなく大豆や栗が供えられた訳は、日本独自のお月見で十三夜が行われていたからかもしれません。

・すすき
十五夜のお供え物として欠かせないものの1つとしての、すすき。もともと月の神様を招くといわれるのは稲穂ですが、十五夜の時期にはまだ稲穂はなかった田雨、魔除けの効果と、稲穂によく似た形のすすきが供えられるようになったといわれています。

お月見とうさぎの関係は?

お月見といえば、月でうさぎが餅つきをしているのを聞いたことがないでしょうか?歌にもありますが、お月見とうさぎは密接な関係にあるようです。その由来のひとつとして、今昔物語にもあるインドのジャータカ神話の「月うさぎ伝説」にあります。前世の行い悪く獣の姿にされた、うさぎ、猿、キツネは、その反省でなにかの役に立ちたいと考えていました。

そこにお腹をすかせた老人が現れ、3匹は役に立とうと食べ物を探します。ところが、猿は木の実を、キツネは魚を捕ったにもかかわらず、うさぎは何も用意できませんでした。困ったうさぎは、目の前に火を焚いて私を食べてくださいと飛び込んだのです。うさぎの優しい気持ちに感動した老人は帝釈天だったのです。帝釈天は、うさぎの姿を月の中に残すことにしました。

別の由来は、古代中国の神話で「月にいるうさぎは、杵で不老不死の薬をついている」というものです。日本では満月を「望月(もちづき)」という為、これが餅つきに変わったともいわれています。

中秋の名月は2019年はいつ?由来とだんごなどお供え物の意味まとめ

月とうさぎの関係には、そのような悲しい逸話があったのですね。そういったことに思いをはせながらお月見をすると、2019年はまた違った趣で中秋の名月を味わえるかもしれませんね(^^)

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