期間限定で現役復帰を果たした高橋大輔選手、コーチもとても嬉しかったと思います!試合勘など、気になるところはありますがまずは、現役復帰を果たした高橋大輔選手とコーチに祝福したいですね。そして注目の試合勘はどうなのか、近畿選手権の結果から考察してみました。
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高橋大輔 現役復帰のコーチは誰?
(出典:https://ameblo.jp)
高橋大輔選手のコーチといえば、長光歌子コーチですよね。1999年から苦楽を共にしてきた長光歌子コーチは、2018年7月1日、高橋大輔選手の現役復帰会見を受け、「生易しい状況でないのは分かっている」としながらも、「厳しい状況の中で頑張る大輔のあの目を見られるのがうれしい」と声を弾ませていたそうです。
長光歌子コーチも力が入るでしょうね。11月に開催される、西日本選手権で上位13人に入ることが出来れば、全日本選手権の切符を手に入れることができます。出場に関しては、問題なくクリアできると思われますが、全日本選手権での最終グループで滑る姿が見たいですよね。所属は以前と同じ関大クラブだそうです。
高橋大輔 現役復帰で試合結果は近畿選手権で首位発進!
2018-2019シーズン。
ショートプログラムは坂本龍一さん作曲の『The Sheltering Sky』をデービット・ウィルソンさんの振り付けで。フリーはジョン・グラントさんが作詞・作曲した「Pale Green Ghosts」をブノア・リショーさんの振り付けで挑んでいきます。ショートプログラムは高橋大輔さんらしく、フリーは今までにない新しい高橋大輔さんが表現されています。
10月7・8日に現役復帰戦になる近畿選手権が行われました。近畿選手権が行われた兵庫県尼崎市の試合会場は例年、入場料は無料でしたが、高橋大輔選手の復帰戦になるため、混乱が予想されることが予想。高橋大輔選手が出場する、7日と8日だけ有料になりました。有料になっても、入場チケットは抽選に。
混乱を予想した人は、大当たりでしたね。抽選で選ばれた1500人で会場は満員。試合会場外には、チケットを手に入れられなかったファンも詰めかけたそうです。「想像以上に緊張してびっくりした」というショートプログラムは、「足がガクガク、フワフワした」そうですが、冒頭のトリプルアクセルを見事に着氷させるなど、すべてのジャンプを着氷。
3回転フリップ―3回転トーループの2本目で回転不足をとられたり、スピンでレベルを取りこぼしたりもしましたが、復帰戦とは思えない演技を披露しました。ショートプログラムの結果は、友野一希選手や中村優選手をおさえ、堂々の77.28点で1位でした。テレビで見た人も多いのではないでしょうか。
演技終了後、スコアを確認するのを忘れ、控室へ向かおうとしてしまった高橋大輔選手。「そういえば点数が出るんだ」と思い出して戻ったんだとか。点数よりも、試合が終わったという安心感から、帰って着替えたいという気持ちが先走ったからなんだそうです。前日の6日に織田信成選手がジャパンオープンで、フリー176.95点を出したので、高橋大輔選手は「もうやめてくれよ」と思いながら迎えたショートプログラムだったそうですが、演技後の表情は明るく「幸せを感じている。今日を経験したので、緊張に対する準備もできる。明日は出し切れるようにしたい」とコメントしていました。
大ちゃんフィーバーで会場のファンは盛り上がっていましたが、翌8日のフリーでは、118.54点で4位になり、総合195.82点で3位という結果になりました。6日に出した織田信成さんのフリーの176.95点は、頭にちらついたのでしょうか。演技後は高橋選手自身「まさかあそこまで出来なくなるなんて思ってなかった」とコメントした通り、4位に沈んだフリーがボロボロ。
ジャンプでの失敗による2度の転倒に加え、エッジエラーや回転不足が取られるなどで順位を下げてしまいました。「練習でも、ここまでボロボロになったことがない。これが、試合ってやつかって・・・」って、復帰したとはいえ、オリンピックでメダルまで獲った高橋大輔選手の口から、そんな言葉が出てくるとは思いませんでした。
「フリーは落ち着いてるなって思ってたんですけど、スタートのポジションで振り付けを間違えた」って、全然落ち着いてないじゃないですか。「このままでは本当にやばい。全日本の最終滑走に残れないし、西日本でも(次の全日本に)残れるか分からない」と危機感を募らせました。
とはいっても、ネガティブな話題だけではありません「試合勘は戻ってきた」「4回転も入れていけるよう頑張りたい」といったコメントもあります。長光歌子コーチは「短い間にワッとやっているので、色々なハプニングがあった。SPとフリーを2日続けてそろえるまでの練習には至っていない」と語っています。
長年側で見ていた長光歌子コーチは、高橋大輔選手の変化を感じているそうです。スケートに取り組む姿勢を見て「4年前の彼より、今の方が非常にモチベーションが高い。前はモチベーションを引っ張り上げるのに体力を使いましたけど、今回は全くない。これが4年前だったら、と思うくらい」。
なので高橋大輔選手が「4回転ジャンプも含めてやっていきたい」と話したことについて、長光歌子コーチは「全ての状況がそろったら、絶対にできると思います」と話してくれています。次の試合では、さらなる期待をしてまいそうです。高橋大輔選手は、1年限定復帰なので「試合は出場できてあと2大会。その先のことは白紙です。4回転の練習も再開して、少しでもレベルアップしたい」と話します。
「若い選手たちにとって、こういう生き方もあるよと一つの見本になって、何歳になっても挑戦し続ける姿を、見せられるように頑張りたい」と話す高橋大輔選手の表情は、最高の笑顔でしたよね。
高橋大輔 現役復帰の理由は?
現役復帰を決断した時期は、2017-2018シーズンの全日本選手権が終わった後だったそうです。「自分にはフィギュアスケートというものが軸にないとダメだなと思った」ことが現役に戻りたいと思った1番の理由なのだそうです。「自分の納得できる滑りにこだわりたい」という思いが、決断を後押ししたのだそうです。
現役復帰は今季1年限定です。復帰にあたり、やはり持病の心配が頭をよぎります。けがについては「ケアはしている。良くなることはないが、膝の補強なども取り入れたので今までとは違う体だと思う」そうです。けれど、8月に左足内転筋の肉離れを起こし、予定されていたアイスショー出演を見送っています。
「全日本選手権の最終グループに入って、羽生結弦選手や宇野昌磨選手と一緒に、“6分間練習”や“公式練習”をしたい」のだそうです。優勝じゃなくて、最終グループの練習というところで、ハードルを下げているのか、はじめから優勝する気がないのかと思う人もいるかもしれません。
けれど世界のトップスケーター羽生結弦選手や宇野昌磨選手と一緒に、最終グループのリンクで練習できるなんて、世界中のフィギュアスケーターの憧れなのかもしれないですね。昨シーズンの全日本選手権で、それぞれの思いを持って滑る選手たちを見て、こういう戦い方も良いんじゃないかと思えるようになったんだと話しています。
現役を引退し、考えが変わってきたのでしょう。「それぞれの想いの中で戦うってことも、いいんじゃないかな」と。引退し語学留学したり、解説者をしたりと、様々な経験をする中で、出た答えが現役復帰だったのですね。「自分自身のスケートをもう一度取り戻して、アイスショーだったりとかで、ファンの皆様に失礼のないスケートをやっていくためには、やはりもう一度、現役に復帰して、体を作り上げなければ、そういったスケートは今後できないんじゃないかなっていう気持ちも、現役復帰という決断にいたったところではあります」と話す高橋大輔選手は、4回転ジャンプが“常識”になりつつあることについて「4回転2種類ぐらいは飛べるようにしたい」と意欲を見せていました。
「30歳を超えてもこれだけ成長できるという姿を、12月が終わったときに見せられるスケーターにはなっていたいかなと思います」とコメント。スケートへの未練があったことや、国際舞台での「勝負」ではなく、自分の納得できる滑りにこだわりたいとの思いが、決断を後押ししたことがわかりますね。
今シーズンから採点方法が変更になり、ジャンプ重視でなくなりました。転倒したらマイナス5ポイントなので、4回転には最初から挑戦せず、3回転で加点を狙う選手が増えたそうです。以前よりも、表現力が重視されるようになったらしいので、高橋大輔選手の復帰に、追い風になっていますよね。
ファンもその気持ちを受けて、応援していきたいですね。
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高橋大輔の今後のスケジュールは?
まず『第44回西日本フィギュアスケート選手権大会』ですね。高橋大輔選手が出場予定なのは、11月3日・男子ショートプログラム。11月4日・男子フリーとなります。会場は、愛知県名古屋市の『日本ガイシアリーナ』です。16名出場予定で、全日本選手権には11名が進出できます。
高橋大輔選手は11位以内には入れるでしょうが、全日本選手権で最終組になれるかどうかは、この西日本選手権の結果次第。頑張ってほしいですね。テレビはスカパー!の『フジテレビTWO』で、11月4日に生放送予定です。『第87回全日本フィギュアスケート選手権大会』は、12月20日~24日まで、大阪府門真市にある東和薬品RACTABドーム(大阪府立門真スポーツセンター)で開催されます。
高橋大輔選手が出場するであろう男子シングルスですが、22日がショートプログラム、24日がフリーになります。残念ながら、チケットの先行販売は終了しています。この全日本選手権のメダリストが一同に揃う『メダリストオンアイス2018』は、翌日の12月25日に開催されます。
こちらは11月3日からWeb販売されるそうですよ。
『メダリストオンアイス』で、高橋大輔選手の滑りが見たいですね。そのほか、10月26日に『KISS & CRY 氷上の美しき勇者たち おかえりなさい!髙橋大輔選手号』が発売されます。11月11日には、NHK杯のエキシビションに先立って歴代の日本人優勝者が出演するアイスショー「レジェンドオンアイス」と、NHK杯ではお馴染みになっているトークコーナー「レジェンドの部屋」が行われます。
出演は伊藤みどりさん、本田武史さん、荒川静香さん、織田信成さん、髙橋大輔さん、鈴木明子さん、川口悠子さんの7人のレジェンドが予定されています。テレビ放送はNHK BS1「Legend on Ice」が11月11日13:50~。引き続き、「レジェンドの部屋」が 14:30~からになります。
少しでも長く、高橋大輔選手の演技を見ていたいですね(^^)
高橋大輔プロフィール
(出典:https://marog01.com)
今さらですが、最後に高橋大輔選手のプロフィールをまとめてみました。
高橋 大輔(たかはし だいすけ)
1986年3月16日生
岡山県倉敷市出身
関西大学文学部総合人文学科身体運動文化専修卒業
2008年4月関西大学大学院文学研究科総合人文学専攻身体文化専修博士前期課程進学
2015年中退
身長 : 165cm
体重 : 60kg
コーチ : 長光歌子
所属クラブ : 関西大学スケート部
マネジメント : ユニバーサルスポーツマーケティング
引退 : 2014年10月14日
復帰 : 2018年7月1日
自己ベスト : 276.72(2012年国別対抗戦)
SP自己ベスト : 95.55(2013年NHK杯)
FS自己ベスト : 182.72( 2012年国別対抗戦)
初優勝 : 世界ジュニアフィギュアスケート選手権(2002年)
過去の主な成績
2010年 バンクーバー五輪3位
2010 年世界選手権優勝
2008年・2011年 四大陸選手権優勝
2012年 GPファイナル優勝
おもな表彰歴
2001年
日本オリンピック委員会・JOCスポーツ賞 新人賞
2003年
文部科学省・国際競技大会優秀者表彰
2005年
文部科学省・国際競技大会優秀者表彰
2006年
倉敷市スポーツ栄誉賞
2007年
文部科学省・国際競技大会優秀者表彰
日本オリンピック委員会・JOCスポーツ賞 特別功労賞
上月スポーツ賞
2010年
岡山県県民栄誉賞
岡山県スポーツ特別顕彰
倉敷市市民栄誉賞
2014年
岡山県スポーツ特別顕賞
倉敷市市長特別賞
倉敷市スポーツ特別功労章
2015年
第49回テレビ朝日ビッグスポーツ賞 フィギュアプロジェクト賞
第26回日本ジュエリーベストドレッサー賞 特別賞
高橋大輔の現役復帰にコーチも歓喜!試合勘は戻ったのかについてまとめ
自分の思いに対して後悔しないよう現役復帰を決断、実行した高橋大輔選手、なんとも男らしい生き方ですね!限りある高橋選手の現役としての勇姿を、私たちもしっかりと目に焼き付けたいですね(^^)
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